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  <2日目>  そして夏は終わる編




 さて、悠々と2時間余り休憩した私たちは、海辺のウッドデッキにしっかり根付いてしまった重い腰を上げて、再び走り出す。とは言っても、その5分後にはたこ焼き屋の前に30台あまりもの自転車を停めて、たこ焼きに群がっているのだけど・・・

2軒目のたこ焼き屋は天保山のすぐ近くにある「ゆかり」。ここもソースはいろんな種類があって面白い。他では見かけたことのないような「カレー」なんていうメニューもある。カレー粉がまぶしてあるのだけれど、これがまたおいしい!ここでは、いろんな種類のソースを組み合わせることができるので、カレー+ソースなんていう合わせ技もできて、これがけっこうオススメ!


 そして、その数分後、我々は額からパチンコ玉のような大粒の汗をポタポタと落としながら上り坂を懸命に上っている。
ここはなみはや大橋。大阪市の港区と大正区を結ぶ橋なのだが、なんと水面上の高さが45mもあって両端は急勾配になっている。だから、橋の上りも半端ではなく、結構気合いを入れて上らなければならないのだ!みんな、昼飯とビールとスイカとたこ焼きで見事なまでにチャポンチャポンになったお腹を揺らしながら懸命に上る。

上りきったところに吹いている海からの風はとてもしっとりしてて、気持ちいいのだけれど、海から吹いてくる風の中にほんの少しだけ、 秋の匂いを感じてしまうのだけれど、僕はそれに気付かないふりをしていつまでもみんなの笑い顔を眺めていた。もうすぐ終わりかもしれないけれど、今はまだ「夏」なのだから。

 それから僕たちはだんだんと傾いていく太陽の下でシャカシャカとペダルを漕ぎ、 2番目の千歳渡し船、3番目の甚兵衛渡し船へと乗り継いで市役所へと帰っていく。

夏の終わりに走り始め、そして今まさしく僕たちの「夏」が終わろうとしている。 走る前の30人と海まで走って帰ってきた30人。周りからみれば少し日焼けした ことくらいしか違いはないように見えるかもしれないけれど、走っている僕たちの中では 大きく違っていたように思う。それはこの30人のど真ん中にドカンと存在する「夏の思い出」 というものの存在のせいかもしれない。

 そして今、走り終わった僕たちを照らす、さっきに比べるとだいぶ傾いた太陽もしばらくすると 西の空に吸い込まれる。そしてあとほんの数回、地球が回っただけで夏は終わってしまう。 夏はあまりにも短く、あまりにも儚い。だけど、どれだけ短い季節であっても、自転車に乗る僕たち にとって、夏に思い出は必要なのだ。 まったく個人的な話だが、もしかしたら私はこの「夏の思い出」のために自転車に乗っているのかもしれない。

(2007年10月2日 りょうすけ)








   

         え・・!? 続くの?


















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